ESPRIT2016の特徴的な機能について

  1. 物理演算ベース切削エンジン
    ESPRIT2016では、効率的に加工を行うNCデータを作成するために、旋盤加工においてもトロコイド加工を採用いたしました。
    物理ベース切削エンジンにより、旋盤工具の負荷を考慮し、高速に加工を行うNCデータを作成いたします。
  2. アクセラレーションマシニング
    ESPRIT2016では、シミュレーションエンジンを強化し、加工精度、品質や安定性を損なうことなく従来よりも最大14倍もの高速なシミュレーションが可能になりました。
  3. 強化したCAD認識
    CADから取り込んだデータをCAMで利用しやすいよう編集することが可能です。
    ESPRIT2016の新しいフィレット編集コマンドは、簡単にR面を切削したり、半径を変更することができます。
    また、目に見えない欠陥を検出・修正し、複雑に入り組んだ穴を自動的に認識します。
  4. 高度な工具設定
    バレル工具などの特殊形状の工具によるツールパス計算が多くのサイクルで可能になりました。
    また3Dのリアルなホルダー形状を登録することも可能になり、より忠実な干渉チェックなどを行うことができます。
    Machining Cloud にも対応し、多くの切削工具の利用が可能になりました。
  5. 最適化したワイヤーカット
    ワイヤーカットは荒加工を改善するための新たな加工方法があります。
    ESPRIT2016は新しいコーナーや逃がしで速い送りが可能で、バリを抑制し研磨時間を削減するオプションが加わりました。
  6. スムーズな5軸加工
    ESPRIT2016の同時5軸サイクルは、よりきれいな切削パスとなるよう、新しいスムーズな計算方法を加え、無駄なエアカットを抑えることができるようになりました。
    また、切削点指令が可能になりました。